<絵本>すてきな すてきな きっとランド

 

ひろくて おおきな うみに

 

おもちゃの ロボット ロボタくんが

 

ながされてきました。

 

 

 

はまべに うちあげられた ロボタくんを

 

おひさまが そぉっと だきおこしてくれました。

 

「ここは、どこ?」

 

ロボタくんは、まわりを きょろ きょろと

 

みまわしました。

 

「きっとランドよ。」

 

おひさまは、にっこり こたえました。

 

 

 

ピースッ ピースッ ピースッ

 

とおくから とりたちの なきごえが してきました。

 

「きれいなこえだなぁ。」

 

ロボタくんは、とりたちの なきごえにつられ あるきだしました。

 

 

 

「なんだか ゴミだらけの しまだなぁ・・・

 

 そうか。ぼくのように、すてられて ながされてきたんだ・・・」

 

 

 

 

ごみのなかから おひさまいろをした ロボットをみつけました。

 

ロボリンちゃんです。

 

「わぁ~かわいい。」

 

ロボリンちゃんの てを ひっぱると

 

 

からまっていた

 

きの もっくんと

 

ぎゅうにゅうパックの

 

ミルキーちゃんも

 

おや、まぁ!

 

あら まぁ!

 

と おきだしました。

 

ロボリンちゃんが、おかをゆびさし いいました。

 

「ねぇ、あのおかに のぼってみない? 

 きっと しまぜんたいが みわたせるわ。」

 

「そうだね。いこう!いこう!」

 

 

 

「わぁ~。すてきな しまが みえる。

 いってみたいな。」

 

 すこしでも ちかくに いきたくなって

 

 

 

はまべに おりてきました。

 

「いろんなもの いっぱい おちてる。

 あ!そうだ!いいこと おもいついた!!」

 

「なに?なに?」

 

 みんな ロボタくんを みつめます。

 

「はまべのもの ひろって あつめて

 あのしま まで はしを つくろう。」

 

「そうだね。そうしよう。」

 

 

 

トンカン  トンカン トンカンカン

 

みんなで ちからを あわせ

 

いっしょうけんめい つくりはじめました。

 

 

 

 

「はぁ~あ~。つかれたなぁ・・・・」

 

「もう いやになっちゃったよ。」

 

 ロボタくんは、すわりこんでしまいました。

 

「すごく がんばってたから、つかれちゃったんだね。

 でも、きっと すてきな はしが できるわ。」

 

ロボリンちゃんは、かがやいた めで いいました。

 

ミルキーちゃんは、ほしに おねがいします。

 

「どうか あの しままで はしが つくれますように。」

 

 

そのようすを みていた ながれぼしさんは

 

ほしの おおさまに いいました。

 

「ロボタくんたちを たすけてあげて ください。」

 

ほしの おうさまは

 

きらりん きらりん きらきらり~ん と

 

まほうをかけ しまのゴミたちに いのちを 

 

ふきこみました。

 

「たすけあうのじゃよ。」

 

 

 

みんなで トンカン

 

ちからを あわせ

 

トンカンカン

 

 

 

おひさまが でてきました。

 

かんせいです。

 

「やったぁ~~!!

 

 できたぁ~~!!

 

 はしが できたぁ~!!」

 

 

 

きっとランドから はしをわったって 

 

すてきなしまに つきました。

 

「ほんとうに すてきな しまだなぁ~。

 きっとランドも すてきに したいね。」

 

「おはなのたねを もって かえりましょ。」

 

「きも うえようよ。」

 

「そうね。みどり あふれる

 すてきな しまに しましょう。」

 

 

 

 

ふたたび はしをわたって

 

きっとランドに かえった

 

ロボタくん たちは 

 

きの なえや はなの たねを うえました。

 

 

 

 

やがて

 

しまは みどり あふれる

 

すてきな すてきな しまに なりました。

 

 

きょうも きっとランドから

 

ロボタくんたちの たのしそうな こえと

 

とりたちの うつくしい こえが

 

きこえてきます。

 

ピースッ  ピースッ ピースッ

 

 

ピース

 

きっとランドから

 

ねがいを こめて

 

みどり あふれる

 

すてきな すてきな

 

ちきゅうで ありますように。